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液体のセシウム汚染を検出下限値0.1Bq/kgまで定量する意義

現状では市民レベルでストロンチウムを測定する事はほぼ不可能に近いです。

しかし、ストロンチウムを真剣に考慮して欲しいで書きましたが原子炉内ではセシウムとの比率は1:1です。
そしてストロンチウムはセシウムの300倍の毒性があります。

だからセシウムを極微量まで測定する事は大変重要です。

市民レベルで0.1Bq/kg精度でセシウムの測定が出来る事の意義は大きいです。
例えば液体の測定などこれからもっと必要不可欠になっていきます。


iFKR-ZIPなども既に企業様で導入して頂いておりますが測定を業務としてiFKR-ZIP-Proの導入を検討して頂きたく提案させて頂きます。


例えば水道水や井戸水など飲み水にしましても毎日摂取するものですので1Bq/kg精度では不十分と考えます。
ゲルマニウム半導体測定器は試料を窒素冷却したりその扱いが難しい事と数千万円と高価な為に躊躇されてる企業様も多い事と思います。

350万円(税別)iFKR-ZIP-ProはBG等の環境により前後しますが測定下限値1Bq/kgは数時間、測定下限値0.1Bq/kgは10時間程度で測定が可能です。

例えば弊社で現在、放射能測定検査iFKR-ZIP
で行っておりますが1Bq/kg精度での測定時間は16時間に設定しております。

最近、特に精密検査が増えているのですが団体様からのご依頼が同時期に30検体程頂いた事があるのですが1検体16時間ですとほぼフル稼働でも全部の検査を終えるのに1ヶ月程度はかかってしまいます。

iFKR-ZIP-Proなら1Bq/kgの精度の検査は1日で5検体程度は可能かと思います。
特筆すべきは検体量も100gとiFKR-ZIPと比べても3分の1以下ですむことです。


国内での測定の現状に憂いております。
それは何度も前から記事で書いておりますが『食品中のセシウムスクリーニグ法』ではCs-134、Cs-137等をピークとして明確に検出出来る数値は25Bq/kg程度と明記されており、ほとんどの市民測定所などではその基準に適合するNaI(Tl)を導入している為に検出下限値は十分ではないと言う事です。
つまり市場に20Bq/kg程度の食材が出回っていても正確に検査されてないに等しい事です。

具体例をあげますとNaI(Tl)では茨城県石岡市の水道水からフクイチ由来の3.5Bq/kgセシウム検出
の記事のスペクトル表を参照頂きたいのですがセシウム総量で3.5Bq/kg程度の汚染をピークとして明確に判別出来ないのです。
だから民間でももっと精度の高い測定器の導入は行政の数値と比較検討する上でも大変重要です。

ゲルマニウム半導体測定器はNaI(Tl)より感度は劣りますが分解能は高いので長時間測定すれば微量の汚染を判別出来ますが扱いが難しく検体を窒素冷却する必要があるのでランニングコストもかかります。
しかしNaI(Tl)では測定下限値が十分ではありません。

ピークとして確認出来るのはこのあたりが限界ではないでしょうか。
つまり10Bq/kg程度の食品がどのくらい世の中に出回っているかわからない状態です。ほとんどの人が現状にまだ気がついてないと思います。

iFKR-ZIPのユーザー様で作る『ZIP友の会』はメーリングリストによりお互いに測定に関する疑問などの情報交換をしております。
1年程が経過しかなり膨大な量のデータも揃ってきており個々のデータの検証などもしております。
メンバーの皆様全員が検出下限値1Bq/kg精度での測定が出来るようになる事が世の中の被ばくを少しでも低減させる為には必要不可欠だと考えております。

将来的には市民レベルで0.1Bq/kg精度まで正しい測定が出来るようになれば行政の数値と比較する上でも大変意義がある事だと考えております。

iFKR-ZIP-Proも是非、ご検討下さい。

もっと詳しい仕様等を知りたい方はお問い合わせ下さい。
土日でも予めご予約頂ければメーカーの(株)シンメトリックス社がありますつくば市までご案内致します。