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茨城県石岡市の水道水からフクイチ由来のセシウム検出

RO浄水器+DIフィルター設置を頂いております茨城県石岡市のS様が約13ヶ月間使用したDIフィルター(イオン交換樹脂フィルター)の測定を行いました。


セシウム総量で3.5Bq/kgです。

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iFKR-ZIPで約3時間の測定でCs-137/662Kev、Cs-134/604,796Kev いわゆるセシウム3兄弟のピークがハッキリ出てきましたので間違いなく原発事故由来の汚染です。

RO(逆浸透)方式は下の図のように不純物濃度の高い溶液に浸透圧を加えて、半透膜を通して水分子だけを押し出し汚れた水は排水するシステムですがその除去率は99%です。残りの1%の除去しきれない物質を吸着させるのがDIフィルターの役目です。

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S様が一日にどのくらいの水量を使われていたか情報がありませんが間違いなくフクイチ事故由来のセシウムが茨城県石岡市の水道水にも含まれている事は確かです。

セシウム比で原子炉内に1:1の割合で含まれているストロンチウムにも気をつけなければなりません。
300倍の毒性を考えるとセシウム換算で1,050Bq/kg相当がRO(逆浸透)で除去出来なかった分ですのでこれをすべて飲み水に使っていたとしたら深刻です。


ストロンチウムは水溶性で現在、飲食物に関する基準はありません。

ストロンチウムを真剣に考慮して欲しい

基準値がないストロンチウムを考慮してない現状ではセシウム比で1:1の割合である厳しい認識をしたほうがベターです。

浄水器で唯一放射性物質が除去出来るRO(逆浸透)方式でも完全ではありません。
リスクは出来る限り減らす事が重要だと思います。

特に子供達が飲む水にこのストロンチウムが入っていたら取り返しがつきません。
誰にでも飲める公共の場所に設置してある飲み水はせめてRO(逆浸透)方式の浄水器+DIフィルターを設置しTDSメーターで0ppmの安心な水を提供すべきだと考えます。