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昨日、測定した茨城県のくき茶からセシウム合計488Bq/kg検出しました。

実は検体は家で知らぬ間に飲んでいたお茶です。
夕飯の後に飲んだ時に違和感があったので産地を確認し念の為に測定してみました。

茨城常総市篠山くき茶3400s.10.29.jpg

茨城常総市篠山くき茶3400s.10.29.BG.jpg


表記数値は152.7Bq/kgですが検体の量が100gですので規定の量が320gなので3.2倍にする必要があります。

買ったものではなく頂いたものらしいのであえてメーカー名は書きませんが茨城県常総市篠山が産地です。

気のせいかもしれませんが左腕がしびれ心臓が痛みました。
完全に国の基準を5倍も上回るお茶を出荷する農家の検査体制に問題があります。

















出来るだけ安全な水を提供出来るように2011年秋からRO浄水器の販売をさせて頂いております。
いろいろな浄水器がありますが放射性物質を除去出来るのはRO(逆浸透)方式だけです。
放射性核種のセシウム、ストロンチウムは約0.0006ミクロン、ウラン約0.0005ミクロンでRO(逆浸透)はハイテク技術により、細菌や不純物も通さない0.0001ミクロン〜0.0002ミクロンの小さい孔があいていますので理論的にも除去出来ます。
浄水器の心臓部分であるメンブレンフィルターは定評がある米国製のダウケミカル社のFlilmtecブランドを採用しています。
しかし除去率はHPにも書いてありますが97%と完璧ではありません。
そこでRO(逆浸透)で除去しきれなかった物質を更に吸着力で定評があるイオン交換樹脂フィルター(米国製、OMNIPURE社)をRO(逆浸透)で除去した後の水に最後に通す事により更に不純物を除去してより安全なシステムを考えTDSメーターの数値でRO水6PPM→から0PPMを達成しました。

今年の1月から自宅にも取付実験を行ってきました。
イオン交換樹脂フィルターの寿命は約1年を想定しておりましたがずっと0PPMだった水が先週あたりから数値が6~7PPMに上がってきましたので輸入元の山田社長に相談し昨日、フィルターの交換をしてもらいそのイオン交換樹脂フィルターをカットして中の不純物を吸着したイオン交換樹脂を測定してみました。
イオン交換樹脂フィルターの吸着率が高いのは知っていましたがRO(逆浸透)で97%除去した後のものをフィルターに通しているので出ても極微量だろうと思っていました。
その為により微量の汚染を追い込む為に30時間のバックグランドを取り30時間の測定を今朝開始しました。
ところが2時間過ぎのデータをみたところセシウムのピークを確認出来たので測定値を出してみました。
これは想定外でした。

DIフィルター10.28b.JPG

DIフィルター10.28a.JPG

イオン交換樹脂フィルター2h.10.27.jpg

イオン交換樹脂フィルター2h.10.27.bg.jpg


水道水は何度となく測定してきましたがすべて定量下限値未満でしたので安心していましたがイオン交換樹脂で濃縮されたROを通した水に驚く事にCs-Allで13Bq/kgありました。
この事の意味は重大です。
RO浄水器の中でも定評がある米国製のダウケミカル社のFlilmtecブランドのフィルターを使用して更にイオン交換樹脂フィルターにこれだけ濃縮すると言う事は普通のRO浄水器ではもはや安心出来ないと言う事になります。
イオン交換樹脂フィルターの重要性がはからずも立証出来た事になります。

おおざっぱに試算するとROの除去率97%で除去出来てない3%が13Bqなので97%分の数値は420Bqです。

約9ヶ月のデータなので30日×9ヶ月=270日
420Bq÷270日=1日あたり1.55ベクレルの計算になります。

メンブレン等米国からの輸入品ですのでコストが大幅に上がっております。
以前よりコストアップで苦しんでおりましたが輸入元の山田社長のご意向で値上げは我慢して頂いてきましたが2013年12月1日より値上げが確実になりました。
現在の販売価格はCD-RO-CA1/85,000円(税込、取付工賃込み)→CD-RO-CA1/88,000円になります。
また、イオン交換樹脂フィルター現在の8,000円(税込)→9,000円になります。
ご理解の程宜しくお願い致します。


iFKR-ZIPユーザーのT様より貴重なデータを頂きましたので掲載させて頂きます。

こちらはバックグランド72時間、液体の検体を72時間測定したデータです。

10.13.72h.t.san.jpg
クリック拡大↑

1検体につき現在は最長で10時間とさせて頂いており、テスト的には20時間の測定は行った事はありますが時間の関係上1検体に72時間(259,200秒)BGも72時間(259,200秒)計6日間の時間を取る事が出来ませんでしたので大変ありがたいデータです。

微分非直線性がよくないと長時間の測定でこれだけハッキリとしたピークが出ません。
まずゲルマ以外では無理だと思います。

測定器の性能は検出器+MCA+遮蔽体等総合的なバランスで決まります。
コンマ数ベクレルまで追い込む場合は72時間の測定が必要になります。

iFKR-ZIPユーザー様向けに『ZIP友の会』のメーリングリストで様々な情報交換をしております。
メーリングリストの目的は測定に関する正しい情報の交換などiFKR-ZIPユーザーの測定精度の向上を目的としたものです。

幸いな事に放射線取扱主任など複数の資格を持たれる専門家と環境測定の分析を長年経験した方、スペクトル分析のスペシャリストで国内最高の技術者でもある野中修二社長にも監修して頂いております。 

ゲルマニウム半導体測定器で測定したものは必ず正しいとの風潮がありますがたった2,000秒の測定で検出限界が1Bq/kg以下と記述をした報告書等も実際にみました。
WBCで2分の測定でNDと同じでまったく信憑性がありません。

ゲルマニウム半導体測定器は一台2,000万円近くですが微量の汚染を追い込むには50,000秒の測定は普通です。

iFKR-ZIPは10分の1以下の価格ですので2,000万円あれば10台は導入出来ます。
市民測定所や企業様も導入されておりますがもちろん個人での購入の方も大歓迎です。

価格は税抜き150万円ですが本当に必要な部分にコストをかけておりギリギリの価格設定となっておりますが出来るだけ多く普及させたいと思いますので価格面等もまずはご相談下さい。

デモ器もございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。



元放射線測定業務従事者の専門家に作って頂いた100Bq/kg相当の試料の測定データ(Cs-All)の統計を出してみました。

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国の基準値である100Bq/kgをどの程度の時間でどのくらい正確に測定出来るのかの検証です。

100Bq/kgの試料 10分(600秒)の測定

9月28日 25.5℃ 湿度46%

1回目105.1Bq/kg
2回目100.3Bq/kg
3回目103.9Bq/kg
4回目111.4Bq/kg
5回目106.2Bq/kg
6回目111.7Bq/kg
7回目109.2Bq/kg
8回目102.5Bq/kg
9回目99.1Bq/kg
10回目111.2Bq/kg


9月30日 測定開始時室内温度 25.3℃ 湿度54%



1回目107.1Bq/kg
2回目98.9Bq/kg
3回目95.3Bq/kg
4回目106Bq/kg
5回目109.9Bq/kg
6回目103Bq/kg
7回目105.3Bq/kg
8回目104.2Bq/kg
9回目95.7Bq/kg
10回目103.4Bq/kg


上記20回測定の平均値 104.47Bq/kg

分散 24.03274
標準偏差 4.90232
3σ:+-14.70696Bq/kg

100Bq/kgの試料 5分(300秒)の測定

9月30日 測定開始時室内温度 25.3℃ 湿度54%

1回目126Bq/kg
2回目111.6Bq/kg
3回目126.7Bq/kg
4回目111.7Bq/kg
5回目117.8Bq/kg
6回目118.8Bq/kg
7回目112.4Bq/kg
8回目113.5Bq/kg
9回目127Bq/kg
10回目114.2Bq/kg


10月1日 測定開始時室内温度 25.9℃ 湿度58%

1回目106Bq/kg
2回目117Bq/kg
3回目123.8Bq/kg
4回目116.7Bq/kg
5回目102.1Bq/kg
6回目108.2Bq/kg
7回目111.4Bq/kg
8回目108.5Bq/kg
9回目108.2Bq/kg
10回目114.2Bq/kg

上記20回測定の平均値 114.825Bq/kg

分散 50.08513
標準偏差 7.077085
3σ:+-21.231255Bq/kg

5分、10分の測定時間でもそこそこの数値が出ています。
検体数が多い場合には測定のスピードも重要なファクターだと思います。
FKR-ZIPは検体をジップ袋に詰め込むだけで窒素冷却も必要ありません。
セシウム総量でいかに真の値に近くなるかが重要だと思います。

3.12Bq/kg相当の試料の1時間の測定データ(Cs-All)もあります。


iFKR-ZIPは納入時の出張設置サービス(組立設置、動作確認、基本操作説明、有料)もありますのでお気軽にご相談下さい。

詳しくはiFKR-ZIPをご参照下さい。




元放射線測定業務従事者に作って頂いた50Bq/kg相当の試料の測定データ(Cs-All)の統計を出してみました。

2013.10.2.JPG

国の基準値である100Bq/kgの半分の値の50Bq/kgのスクリーニングを
どの程度の時間でどのくらい正確に測定出来るのかの検証です。

50Bq/kgの試料 10分(600秒)の測定

10月1日 測定開始時室内温度 25.9℃ 湿度58%

1回目55.5Bq/kg
2回目58.5Bq/kg
3回目54.8Bq/kg
4回目48.9Bq/kg
5回目50.3Bq/kg
6回目45.7Bq/kg
7回目50.2Bq/kg
8回目55.5Bq/kg
9回目53.2Bq/kg
10回目51.1Bq/kg


10月2日 測定開始時室内温度 26.3℃ 湿度69%

1回目51.1Bq/kg
2回目55.5Bq/kg
3回目54.1Bq/kg
4回目52.8Bq/kg
5回目51.1Bq/kg
6回目55.3Bq/kg
7回目54.1Bq/kg
8回目54.6Bq/kg
9回目49.3Bq/kg
10回目54.4Bq/kg


上記20回測定の平均値 52.8Bq/kg

分散 9.131579
標準偏差 3.02185
3σ:+-9.06555Bq/kg

10分の測定時間でもこれだけ正確にスクリーニグ出来ます。
スクリーニングする検体数が多い場合に有利です。
ゲルマは分解能は高いですが感度が悪いので10分間の測定ではほぼ不可能だと思います。
iFKR-ZIPは検体をジップ袋に詰め込むだけで窒素冷却も必要ありません。
セシウム総量でいかに真の値に近くなるかが重要だと思います。

iFKR-ZIPは納入時の出張設置サービス(組立設置、動作確認、基本操作説明、有料)もありますのでお気軽にご相談下さい。

詳しくはiFKR-ZIPをご参照下さい。


元放射線測定業務従事者に作って頂いた3.12Bq/kg相当の試料の1時間の測定データ(Cs-All)の統計が出ました。

2013.10.2.JPG

9月3日 測定開始時室内温度 27.8℃ 湿度50%

1回目3.3Bq/kg
2回目3.1
3回目2.8
4回目2.8
5回目3.2

9月4日 測定開始時 28.2℃ 湿度69%


1回目4.2Bq/kg
2回目2.8Bq/kg
3回目3.6Bq/kg
4回目2.6Bq/kg
5回目3.6Bq/kg
6回目1.7Bq/kg
7回目3.6Bq/kg
8回目3.6Bq/kg
9回目2.2Bq/kg
10回目1.9Bq/kg

9月12日 測定開始時室内温度  27.1℃ 湿度54%

1回目3.8Bq/kg
2回目3.6Bq/kg
3回目4.8Bq/kg
4回目5.4Bq/kg
5回目5.9Bq/kg
6回目4.1Bq/kg
7回目4.2Bq/kg

上記22回測定の平均値 3.49Bq/kg

分散 1.076104
標準偏差 1.037354
3σ:3.11Bq/kg

(株)シンメトリックス社公表の1時間測定下限値3Bq/kg+−3Bq/kgと実測でほぼ近い数値です。
Cs-134とCs-137の比率が理論値どうりでないとデータの信憑性がないと言う御用学者もいますが1Bqのγ線の壊変はCs-134が約2.5本、Cs-137が約0.8本なので条件が違います。
特に微量の汚染で測定時間が短い場合はカウント数が少ないと比率がばらつきます。
セシウム総量でいかに真の値に近くなるかが重要だと思います。

iFKR-ZIPは一般的なNaI(TI)の10分の1以下の4μSecの計測になる為に一般的にNaI(TI)で言われているサムピークの影響は100Bq/kg以下では問題ないレベルです。

微分非直線性がよくないと数ベクレル精度での測定は困難です。
測定器の性能は検出器+MCAの性能で決まります。
iFKR-ZIPはPμAオーダーの電流を扱う為に一年に一度の校正が必要になります。

校正費用は(株)シンメトリックス社持ち込み、引取で50,000円で受付ます。
出張の場合は75,000円+交通費実費の予定です。

iFKR-ZIPは納入時の出張設置サービス(組立設置、動作確認、基本操作説明)もあります。


お気軽にご相談下さい!




東京都内の室内のダストからも数千ベクレルと高い数値が出ています。

人類史上最悪の原発事故で全国の多くの地区で埃=セシウムとなってしまったのが現状です。
食べ物の測定も重要ですが人は多くの空気を毎日、肺に取り込みます。

セシウム汚染の実態を知るには家庭で出たダストを測定するのがてっとり早いです。
汚染されている地区では室内でも埃=セシウムが舞いそれを日常的に肺に取り込んでいます。

室内がどの位汚染されているのか実測データを出来るだけ多く取りたいと思っております。

ご希望の方は室内のダスト(掃除機にたまった埃)を80g程度ご用意下さい。
メール便にて10cm×14cmのジップ袋を2枚お送りしますのでそれぞれに40gずつつめて送り返して下さい。

下の画像はそれぞれ40g程度を入れた状態です。

dust.img.JPG

出来るだけ全国の汚染状況を詳しく知りたいので1検体あたり1,500円(税込)で受付ます。
*但し、検体採取場所の市町村まで公表させて頂くのが条件です。
基本的に2時間の測定(汚染度により時間の短縮または延長あり)をして数値は専用の下記、掲示板に公表致します。
お名前の公表はイニシャルになります。

測定値報告掲示板

例:東京都葛飾区堀切

ご希望の方は〒番号、ご住所、お名前、電話番号を明記の上メールにてお申し込み下さい。


*注)公表が出来ない方は通常価格となりますのでご注意下さい。
   詳しくは放射能検査


iFKR-ZIP操作説明

2013年10月07日
iFKR-ZIPの基本操作説明の動画をアップしました。
詳しくはiFKR-ZIPをご参照下さい。

ROI設定とRe Calicにつきまして補足です。

こちらはダスト(45g/net)を5時間測定したものです。

dust.10.4.5h.1.jpg

そしてその画面をリニア表示にしてスケールアップしてData Smoothを
かけたのが下の画像です。

dust.10.4.5h.2.jpg

Cs-AllとCs-134のROIの領域の右がそれぞれ選ばれていません(色が付いてない。)のでROI#1でCs-Allの領域の低いほうと高い方を選択してONボタンで領域を適正に変える。(Cs-Allのみ変えた状態)
画像参照↓

dust.10.4.5h.3.jpg

同様にROI#2でCs-134の領域も変えてRe Calicを押すとより真の値に近くなります。↓

dust.10.4.5h.4.jpg

リニア表示でData Smoothをかけたバックグランドとの比較画面です。

dust.10.4.5h.5.jpg

セシウム総量で12.8Bq/kg、検体が約45gしかないので約7倍ですので
90Bq/kgとなります。




















iFKR-ZIPの実測データ追加しました。

線源(玄米)約19Bq/kgのZIPでの測定データです。
*線源は産総研でゲルマ二ウム半導体で測定

30分間の測定で20回

Cs-All 平均値 20.045Bq/kg
分散  3.8205
標準偏差 1.95461
3σ=5.86383


国の基準値の5分の1程度の検体でも30分の測定でかなり良いデータが出ています。
検体の数が多い場合は精度はもちろん測定のスピードも重要な要素だと思います。
そこで専門家に作って頂いた試料(高分子吸収剤に汚染土壌をまぜたもの)約3Bq/kg、19Bq/kg、50Bq/kg、100Bq/kgでそれぞれテストしてみました。

*出来るだけ濃淡がないようによく混ぜましたがあくまでも目安です。

2013.10.2.JPG

約3Bq/kgの試料の1時間測定

セシウム総量 3.2Bq/kg

3Bq.10.jpg

約19Bq/kgの線源の30分測定

18.3Bq/kg

19bq.30m.10.3.jpg


約50Bq/kgの試料の10分測定

セシウム総量 51.2Bq/kg

50bq.10.2.10m.jpg


約100Bq/kgの試料の5分の測定

セシウム総量 104.2Bq/kg

100bq.10.2.5m.jpg



測定器をご検討の方はカタログスペックだけに頼らずに実測した数ベクレル、数十ベクレル程度のスペクトル表もご欄になってその測定器を判断したほうが良いと思います。

iFKR-ZIPは現在、納期を約2ヶ月程頂いております。

現在、データを蓄積中です。
それぞれの試料をまた20回測定して標準偏差等を公開したいと思います。
データのご要望などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい!