本日 692 人 - 昨日 701 人 - 累計 2299420 人

iFKR-ZIP測定時間の検証No.3

元放射線測定業務従事者に作って頂いた3.12Bq/kg相当の試料の1時間の測定データ(Cs-All)の統計が出ました。

2013.10.2.JPG

9月3日 測定開始時室内温度 27.8℃ 湿度50%

1回目3.3Bq/kg
2回目3.1
3回目2.8
4回目2.8
5回目3.2

9月4日 測定開始時 28.2℃ 湿度69%


1回目4.2Bq/kg
2回目2.8Bq/kg
3回目3.6Bq/kg
4回目2.6Bq/kg
5回目3.6Bq/kg
6回目1.7Bq/kg
7回目3.6Bq/kg
8回目3.6Bq/kg
9回目2.2Bq/kg
10回目1.9Bq/kg

9月12日 測定開始時室内温度  27.1℃ 湿度54%

1回目3.8Bq/kg
2回目3.6Bq/kg
3回目4.8Bq/kg
4回目5.4Bq/kg
5回目5.9Bq/kg
6回目4.1Bq/kg
7回目4.2Bq/kg

上記22回測定の平均値 3.49Bq/kg

分散 1.076104
標準偏差 1.037354
3σ:3.11Bq/kg

(株)シンメトリックス社公表の1時間測定下限値3Bq/kg+−3Bq/kgと実測でほぼ近い数値です。
Cs-134とCs-137の比率が理論値どうりでないとデータの信憑性がないと言う御用学者もいますが1Bqのγ線の壊変はCs-134が約2.5本、Cs-137が約0.8本なので条件が違います。
特に微量の汚染で測定時間が短い場合はカウント数が少ないと比率がばらつきます。
セシウム総量でいかに真の値に近くなるかが重要だと思います。

iFKR-ZIPは一般的なNaI(TI)の10分の1以下の4μSecの計測になる為に一般的にNaI(TI)で言われているサムピークの影響は100Bq/kg以下では問題ないレベルです。

微分非直線性がよくないと数ベクレル精度での測定は困難です。
測定器の性能は検出器+MCAの性能で決まります。
iFKR-ZIPはPμAオーダーの電流を扱う為に一年に一度の校正が必要になります。

校正費用は(株)シンメトリックス社持ち込み、引取で50,000円で受付ます。
出張の場合は75,000円+交通費実費の予定です。

iFKR-ZIPは納入時の出張設置サービス(組立設置、動作確認、基本操作説明)もあります。


お気軽にご相談下さい!