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ストロンチウムを真剣に考慮して欲しい

セシウムも危険だがストロンチウムを考慮しないととんでもない事になる。
測定に時間がかかる事や一般人が使用出来ない薬品などを使う必要がある為に市民レベルでは測定は難しい。

セシウムの危険性についてはバンダジェフスキー博士が大学病院などで死亡した患者の臓器を調べた結果、セシウムは筋肉にたまりやすく特に心臓に蓄積する事などが知られている。

チェルノブイリ事故後のゴメリ州地区の住民の突然死の99%に心筋不調があった事でもその影響はあきらかだ。
ミンクスの子供は20Bq/kg以上のCs-137で85%が心筋に異常があった。

セシウムももちろん危険だが原子炉内ではその比率がセシウムと1:1のストロンチウムの毒性はその300倍と言われている。

恐ろしいのはセシウムは体内半減期が70~100日程度で半分に減少するがストロンチウムは体内半減期が50年と言われ一度体内に取り込んだら生涯人体に悪影響を及ぼす事だ。

しかしやっかいなのは先にも書いたがストロンチウムの測定は市民レベルではまず無理と言う事。

例えばキャベツなどCs-137/0.035Bq/kgに対してSr-90/0.11Bq/kgと食べ物の種類によりストロンチウムのが3倍以上も高く蓄積されると言うデータがあった。

仮にキャベツにCs-137が20Bq/kgあったら毒性で換算すると20Bq/kg×3倍×300倍と言う事になり18,000Bq/kg相当の危険だ。

キャベツの例は極端な例だが安全をみてセシウムとストロンチウムの比は1:1程度あると考えたほうがよい。
だからセシウムの定量は出来るだけ低い数値に抑える事が大変重要だ。

しかし現状は食品中のセシウムスクリーニグ法ではCs-134、Cs-137等をピークとして明確に検出出来る数値は25Bq/kg程度と明記されている。
つまり市民測定所などで多く出回っているNaI(T1)はこの『食品中のセシウムスクリーニグ法』には適合しているが検出下限値は十分ではない。

セシウム測定の検出下限値について

詳しくは上記をクリックして参照して頂きたい。

現在の国の食べ物の基準値がセシウム100Bq/kgは元々事故前は低レベル放射性廃棄物としてドラム缶に入れられ厳重に保管しなければならないレベルの汚染だ。

現状の検査体制ではセシウムに関しても20Bq/kg以上の食材が出回っていてもわからない事が恐ろしい事態だ。
実際に放射能に感心がうすい地区の住民も人ごとではない。
今年に入り北海道の測定者からの情報で100Bq/kg近いレンコンが普通に店で売られていた事実を確認している。
関東地区から入れたものである事も判明しています。
これに仮にストロンチウムが1:1の比率であるとしたら30,000Bq/kg相当の食材を実際に何も知らずに食べた人がいると言う事です。


だから市民レベルでもセシウムに関して1Bq/k精度まで測定が正確に出来るようになる事が大変重要です。
出来れば将来的には0.1Bq/kg精度まで特別なスキルがなくても測定が可能な測定器を普及させる事が全国の被ばくを少しでも低減させる為に不可欠だと考えます。

0.1Bq/kg精度の測定は市民レベルでは大変難しいがiFKR-ZIP-Proならそれが可能です。
350万円(税別)とゲルマとは比較にならない位低価格でしかもCs-137だけに着目すればGe(Li)よりも高感度、高分解能(高分離度)です。

現在、過酷な福島第一原発事故が進行中でその対処方法すらわからない状態であるにも関わらず一部の行政では今まで行っていた測定を停止する動きすら出てきていると聞きます。

まだまだ現状はセシウムの測定が不足しています。
ストロンチウムを考慮に入れないと近い将来とんでもない事になると憂いています。

葛飾区の水道水には確実にフクイチ由来のセシウム汚染があります。

葛飾区の水道水からセシウム検出

セシウム汚染が確実にあるのでストロンチウムも当然疑うべきです。

セシウム、ストロンチウム、ウラン系、ヨウ素などの放射性物質を唯一除去出来るのはRO(逆浸透)方式の浄水器だけです。
更に安全性を高めたDI(イオン交換樹脂)フィルターをオプションで追加し0ppmを達成しました。

是非、RO浄水器もご検討下さい。