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この7年で私が学んだ事

2011年3月11日は人生の転換期と言ってもいい程の衝撃を受けた。
そして実際に大きく人生が変わった。

福島第一原子力発電所の爆発の映像は今もハッキリ脳裏に焼き付いている。
何度夢であって欲しいと願った事か。
そして政府の原発の対応を見て多くの疑問を抱いた。
何故?どうしてまともに対応しないのか?
疑問ばかりだった。
そして最も衝撃的だったのはこの記事。

福島第一原子力発電所事故で、政府が避難指示を出している20キロ圏に数千の遺体
。そしてその遺体は線量が高く近ずく事さえ出来ないと。
警察関係者は『死亡後に放射線を浴びて被ばくした遺体もある』と指摘。
と言う事は急性被ばく死した遺体もあるだろう事は容易に想像がつく。

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*クリックで拡大します。


それに危機感を覚え今迄、何十年も続けてきた仕事そっちのけでいろいろ調べ勉強した。
ネットで知り合った東海アマさんからは本当にいろいろ教えてもらった。
2011年4月、その岐阜県の東海アマさんがこちら方面に来る用事があり、寄ってくれるという事で初めてお会いして長時間いろいろ話をして頂いた。
その事がきっかけでこのままではまずいと本気で思った。
多くの人は見えない放射性物質を甘く考えている事がわかったからだ。
今迄、20年以上続けてきた仕事を辞め、ガイガーカウンターやベクレル測定器の販売に更に力を入れる事を一晩真剣に考えそしてそれを実行してきた。

そして放射線の知識がある東海アマさんに講習会の講師をお願いし、多くの人にも放射性物質の危険性や放射線測定を学んで欲しいと思った。
実際に葛飾区や千葉県柏市、台東区、杉並区、世田谷区、八王子などでも講習会を主催させて頂いた。

過去の講習会
http://geiger.grupo.jp/free194426/


そして同時にドイツの知人に連絡を取り、ガイガーカウンターを輸入しようと思った。
連絡したら、今頃何を言ってんだというくらい逆に驚かれた事にショックを受けた。
『日本で起こった原発事故でドイツでは既に大規模な反原発のデモがあり、ガイガーカウンターも通常価格の2倍以上になっている。』と言う。
そのドイツの知人は大きなグループの1つの会社を経営していてたまたま同じグループ会社にSEAというNaIベクレル測定器を販売する会社がある事知り、並行輸入という形で20台輸入した。

そしてβ線も測定出来るガイガーカウンターを何とか国内で作ろうと思ったが肝心のGM管が不足していた。国内で作れる技術をもつルートは作れたが肝心のGM管がなければ話にならない。
そこでやはりN.Y.の知人の知人の大学教授から口を聞いてもらい、GM管では定評があるLND社からLND712とLND7317のGM管を出来るだけ早く数百台輸入して販売させて頂いている。


行政が発表する数値は本当なのか?
とにかく測定器を普及させて、市民で検証する事が大切だという思いで行動してきた。
それと同時に被ばく対策を本気で考えなければならないと言う思いで有名な音楽家のTさんからの紹介で放射性物質が唯一除去可能なRO浄水器の販売を2011年秋に開始した。
そして更に安全性と高めたDIフィルターのオプション設定をする事により水道水に含まれる不純物 ゼロ(0ppm)を達成し販売をしている。


そして大きな転機となったのは2013年の春。
2012年の年末から北海道のある方から頻繁に電話を頂いていた。
もちろんお会いした事もない方です。
その方が言うには茨城県つくば市にあるメーカーの技術は日本でトップレベルなのは間違いない。
とにかく騙されたと思って一度のそのメーカーに東海アマさんと行ってくれと。
2013年たまたま東海アマさんが北海道で講演会をやる事を知っていたので、東海アマさんにも直接その講演会で話をして欲しいと言うとその方は本当にその講演会に行き、東海アマさんに直接話をした。
そして日曜日のある日、そのメーカーに東海アマさんとKさんと私の3人で初めて訪問させて頂いた。
そしてiFKR-254、iFKR-508を初めて見せて頂いた。

iFKR-254、iFKR-508

デモ器として自分でも1台購入させて頂き早速、それを販売させて頂ける事になった。
数値だけではなく、スペクトルとしてCs-134、Cs-137を同定する事が出来る携帯可能なコンパクトで高性能なサーベイメーターに衝撃を受けた。
そして食品や水などを1Bq/kgまで測定出来る新世代の放射能測定器 iFKR-ZIPの販売を開始し、市民測定所や大企業、個人でも多くの方が導入してくれた。
市販の測定器で200万円以下で1Bq/kgの下限値まで測定出来る機種は他にありません。




そして2018年3月、3.11から7年後、従来価格を10%ダウンして性能をアップさせたiFKR-ZIP2の販売を開始しました。

iFKR-ZIP2発売開始!
http://cdcreation.grupo.jp/blog/2104993

私が5年間スペクトル分析を学んできて感じた事は放射能測定は奥が深いですが、試行錯誤して努力すれば誰にでも出来ると言う事です。

残念ながら、事故で放出されてしまった代表的な核種であるCs-137は30年経っても半分にしかならず、300年経っても完全には消えません。
これからも長期にわたり測定を継続させ、行政の値と比較検討し続ける事は本当に大切だと思います。

そして最優先に真剣に考えなえればならないのは被ばく対策です。
3.11から7年経過した現在、多くの人の危機意識が薄れている事に危機感を覚えます。
現在私が最も懸念している事は東北はもちろん、首都圏の深刻な水道水の原発事故由来のセシウム汚染です。
何度も言ってきましたが、セシウムは比較的測定が容易な核種です。
測定結果で一番重要な事はそれが福島第一原子力発電所事故由来のセシウムであるかどうかです。
その影に更に危険な核種が含まれている可能性が非常に高いからです。
ストロンチウムなどはその代表的な核種です。
原子炉内では1:1の比率で存在する核種ですが、実は1987年、チェルノブイリ事故翌年の東京都の水道水のデータを調べたらCs-137に対してSr-90(ストロンチウム90)の数値は8倍でした。

セシウムに比べ300倍危険だと言われている核種です。


ここ数年、水道水の測定を主に行ってきたのは行政データがあまりにも少なく、長期にわたりその実態を知る必要があるからです。
この水道水のデータを真剣に見て本当に安全かどうかを判断して欲しいと思います。
命に関わる事ですので是非読んで下さい。

http://cdcreation.grupo.jp/blog/2109779


多くの人はこの7年間でいかに政府や行政がいいかげんか気がついた筈ですが、残念ながらそもそも考える事が出来ない人達が多くいる事に気がつきました。
ただそれらの人は偶然ではなく、考えられないように仕組まれている事が残念です。

最も大切な自分の命に関わる事を真剣に考え対策する人は本当に少ないと思います。

昔の私は仕事第一で政治などほとんど興味がありませんでした。
世の中の構図も知らず『今だけ、金だけ、自分だけ』を実践してきました。
しかしこの7年で最も大切な事に気がつきました。

このブログは子供達に向け真剣に書いたものです。
是非、読んで世の中の構図をまず知って欲しいと思います。
何故、この世の中の構図を知る事が大事なのか?
そんな事を知ったところで何も出来ないじゃないかと考え人が多いからです。
ほとんどの人はそう考えます。
しかしこの構図の意味を本当に理解出来れば様々な社会毒に対して真剣に対処する人が増えると信じています。
是非お読み下さい。


https://ameblo.jp/34yu0422/entry-12359047838.html


多くの人の優しさに触れられた事で本当の自分を取り戻せた気がします。

だから人類史上最悪の放射能汚染に気がついてない人々に出来る限り伝え続けたいと思います。