BG遮蔽パイプセット測定テスト
2010年の某県産の精米と、2011年の同じ県産の精米(新米)を測定してみました。
販売元も銘柄も袋のデザインも同じ物です。
1:測定機器:PRIPYAT(ウクライナ製1991年製造のデッドストック品)
2:測定モード:βモード、質量濃度、10分、β線遮蔽蓋外し、サウンド無し
3:電源:9V電池、電圧8,2V以上
4:測定方法:BG遮蔽パイプにアクリル容器の受け側のみを入れ、計測器を載せる台は無し。PRIPYAT付属のトレイ二個の上で計測。
タイマーで10分設定、PRIPYATの電源はそのつ都度オン、オフし、
オフにした後は30秒以上間を開けて再びオンにするを繰り返しました。
BG遮蔽パイプの脇の床上、BG遮蔽パイプのBG(検体無し)、2010年の精米、2011年の精米(新米)を各10分を八回ずつ計測し、上下をカットした六回の平均をとりました。
5:測定場所:居間の片隅、冷蔵庫、テレビ、電子レンジからは2m以上離れています。
6:測定時間:長時間になり、前日の夕方から夜まで、睡眠時間はお休みして、翌日の午前中まで計測。
7:空間線量:BG遮蔽パイプの1m隣の机の上、高さ75cmにて。当該PRIPYATにて0,11μSv/h前後、TerraMKS-05(黒BT無し)にて0,11μSv/h前後
8:Bq単位への変換:1Ci=3,7×10(10)Bq 100nCi=3700Bq (表示された数字に37を掛けるとBq/kgになります)
注意: 比放射能の測定値についてはウクライナ国内で承認された方法です。 測定値をそのま日本評価方法に当てはめることできせん。
9:結果:BG遮蔽パイプの外=308.5nCi/kg、BG遮蔽パイプの内=222.3nCi/kg(約28%減少)、
2010年精米=227.3nCi/kg、2011年精米(新米)=234.7nCi/kg
(234.7-227.3)×37=7.4×37=273.8Bq/kg
ウクライナの方式でも日本国の基準以下でした。
おまけ:こちらのホームページで紹介されているドイツ製KH-EL25にて比較測定をお願い致しましたところ(私の都合でBG、検体共に一度ずつしか計測されていません)
2010年精米は30.4Bq/kg、2011年新精米は92.2Bq/kg、BG31.2CPM、と測定されました。
どちらの計測もカリウム40については私の知識不足により今のところ考慮しておりません。
写真は測定風景のイメージです。実際とは異なります。
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