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外干しタオルのテスト

先日、外干しタオルからセシウム215Bq/kg検出の記事で沢山の反響を頂きましたが一部、説明が不足しておりました。
約半年外干ししていたタオル上部に屋根はなくほぼ雨ざらしの状態でした。

事故直後より土壌に蓄積されたセシウムの風による再飛散もあるかと思いますが降雨により大気中のセシウムが落ちてきた事による汚染もあると思います。


今回は屋根のあるベランダで5月25日午後9時頃から翌朝まで約12時間干した新品のタオル(水に濡らしてぎゅっとしぼった状態)の測定を16時間行ってみました。
Csは*定量下限値未満でした。

tao526-27-16h.jpg


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スイス拡散予想図ではこの時間帯にこちらの方面への拡散はないようでした。


そして6月2日月曜の6時から翌朝9時頃まで約15時間干したタオルも20時間測定してみました。

同じくCsは*定量下限値未満でした。


tao604-20h.jpg

sw62-63.jpg

*スイス拡散予報では干した18時頃からTokyoにもまわってくる予報でしたが1Bq/kg定量下限値未満でした。
風が強い時などに再度、検証してみたいと思います。


放射能汚染検査でよくご質問を頂くのですが定量下限値未満の意味ですがセシウムがまったくないと言う意味ではありません。

定量下限値未満とは『ある分析法で、分析対象物質の濃度がわかる最低濃度』の事で例えば下限値が1Bq/kgの検査ですと1Bq/kg未満の濃度で含まれていたとしても正確な濃度はわからないと言う意味です。