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EL25ベクレルモニターでの測定に関しまして

EL25は操作が簡単なので精密検査のスクリーニング検査(前段階の簡易テスト)に最適です。
手作り遮蔽箱などで出来るだけ費用をかけずに検出限界を上げるよう日々努力しております。
精密検査の前段階の測定としましては検出限界10ベクレル程度は有意義だと思います。
政府の食品の100ベクレル基準値は高過ぎます。
フクイチの事故は現在進行形です。
未だ一時間あたり10億ベクレルの放射性物質が出ていると言われています。
レベル1の事故が毎日、起こっている計算です。
人々の放射能に対する関心は薄れてきていると感じますがこれからがもっとも 内部被曝に気をつけなければならない時期です。

食品にはK-40が多く含まれている場合があります。
K-40の影響を正確に加味するにはスペクトル分析が必要です。
また、土壌測定につきましてはフクイチの事故前から各地でCs137などの核種も 検出されておりますのでフクイチ由来を同定する為にもスペクトル分析が必要に なります。
フクイチ由来の汚染の判断基準としまして半減期が2年のCs134とCs137が同時に 検出される事で判断出来ます。
土壌汚染など各地の衛生研究所などによる1957年からの膨大なデータがあります。
こちらでフクイチの事故前に核実験やチェルノブイリの事故でどのくらい汚染されていたかを知る事が出来ます。
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/kl_db/servlet/com_s_index

トップページの『データを活用する』→『環境放射線データベース』→『身の回りなど一般環境』で
調査対象や地域、カテゴリ、調査核種などを絞っていけば欲しい情報に辿りつけます。

その情報との比較でほぼ推定する事は可能です。

また、換算式による推定が可能です。
換算式は信用のおける測定機関、ユーロフィンジャパンでゲルマニウム半導体との測定値と 比較検証を行っております。

市民レベルで出来るだけコストをかけずに正確な測定が出来るように努力して行く事が これからもっとも重要だと思います。

EL25は操作は覚えてしまえば簡単ですが注意すべきポイントはあります。
例えば試料のつめ方ひとつで、測定値が異なり、試料の温度管理にも気をつけなければなりません。
出来る限り測定をいつも同じ条件でおこなう必要があります。

先週、シーチキン(ミックス)300gを持ち込んで頂き測定致しました。
*以下の内訳で賞味期限は商品が出来上がってから3年と言う事ですので下記の賞味期限より3年前の材料を使っているものと思われます。

賞味期限
2015.3.25 シーチキンLフレーク はごろも2缶
2014.12.25 シーチキンLフレーク(大)はごろも1缶
2014.12.19 シーチキンファンシー はごろも 2缶
2014.10.2 ライトツナ いなば 1缶

EL25での数値は13.5Bq/kg、13.6Bq/kgでしたので換算系数
計算すると

Cs134 3.4Bq/kg
Cs137 4.7Bq/kg

と推定出来ますので要精密検査とお伝えしました。


測定などに関しまして個々のご質問などをユーザー様で共有するEL25専用ページ
もございますので是非、ご利用をお願い致します。

ご興味がある方はまずはデモ器がありますので是非、実際に測定器をみにいらして下さい。